自分のホームページがスマホでちゃんと見えているか、確かめたことはありますか。
新潟の士業事務所15サイトを実際に測ってみました。結論から書くと、スマホ対応していなかったのは14%でした。多くはありません。ただ、対応していない側に入っていると、かなりまずい状態になっています。
先に、自分で確かめる手順を書きます。30秒で終わります。
自分で測るのが面倒な場合は無料のサイト診断からURLをお送りください。375px幅で実際に描画して横幅を測り、直すだけで済むかをお返しします。
<!-- def --> スマホ対応とは、画面の幅に合わせて文字と写真の並びが組み変わり、指で拡大しなくても読める状態のことです。縮小して表示するだけでは足りません。
30秒でできる確かめ方
ご自身のスマートフォンで、自分のサイトを開いてください。それだけです。見るのは3つです。
- 横にスクロールしないと全部読めないか(指で左右に動かす必要があるか)
- 文字を拡大しないと読めないか
- 電話番号をタップして、発信画面が出るか
このどれか1つでも引っかかったら、対応できていません。逆に、3つとも問題なければ、いま手を入れる必要はありません。
もう少し確実に見たい場合は、パソコンのブラウザで自分のサイトを開き、ウインドウの横幅をゆっくり狭めてみてください。幅を狭めたときにレイアウトが組み替わるなら対応済み、そのまま縮んでいくだけなら未対応です。
15サイトを測った結果
2026年8月3日に測定しました。事務所名は出しません。
| 状態 | 件数 |
|---|---|
| スマホ対応あり | 12件 |
| スマホ対応なし | 2件 |
| ドメインが失効していて表示できない | 1件 |
スマホ対応していなかったのは14件中2件(14%)でした。残る1件は、そもそもサイトが開けない状態でした(ドメインの名前解決ができず、ブラウザにエラーが出ます)。
つまり、8割以上の事務所はすでに対応できています。「うちも古いのでは」と不安になる必要は、多くの場合ありません。
対応していないサイトで、実際に起きていたこと
未対応だった1件を、iPhoneの画面幅(375px)で実際に開いて測りました。
- ページの横幅が982px。画面の2.6倍ありました
- 右側が切れて、事務所名すら最後まで読めません(途中で切れます)
- 本文の文字サイズが14.4px(Googleが推奨しているのは16px以上)
ここで大事なのは、中身は生きていたということです。制度改正の解説記事がきちんと更新されていました。書いている人はいる。器だけが十数年前で止まっている、という状態です。
これは「サボっていた」のではなく、「作り直す機会がなかった」だけです。中身を書き続けているのに、それがスマホで読まれていないのは、いちばん惜しい形だと思います。
僕は、この数字を一度数え間違えました
正直に書きます。最初に測ったとき、「43%がスマホ非対応」という数字を出しました。実際は14%で、3倍も多く数えていました。
原因は、測り方でした。
サイトのHTMLを機械で読んで「スマートフォン向けの指定(viewport)が書かれているか」を調べたのですが、古い文字コード(Shift_JIS)で作られたサイトを、検査ツールが文字として読めず、中身が空だと判断していました。そして空の結果を「指定なし=未対応」として数えてしまっていました。
古いサイトほどShift_JISで作られています。つまり、いちばん間違えてはいけない相手のところで、間違いが起きる仕組みになっていたわけです。
直し方は2つでした。
- HTMLの文字コード指定を先に読んで、それに合わせて文字に戻してから調べる
- 決定的な確認は、ブラウザを実際に375px幅で起動して、ページの横幅を測る
2つ目が確実です。数字が1つ出るだけなので、解釈の余地がありません。
なぜこの話を書いたか
測り方を書かない数字は、信じないでください。
「〇〇%の企業が対応できていません」という数字は、Web業界の営業でよく使われます。僕も一度、間違った数字を出しました。自分で測って、自分で見つけて、訂正しました。
数字を出す側が最低限やるべきなのは、いつ・何件・どうやって測ったかを一緒に書くことです。それが無い数字は、都合のいいほうに寄っていると考えたほうが安全です。
まとめ|ホームページのスマホ対応を30秒で確認する方法
- 見るのは3つ。横スクロールが要るか/文字を拡大しないと読めないか/電話番号をタップして発信できるか
- 新潟の士業15サイトを測った結果、未対応は14件中2件(14%)。8割以上はすでに対応できています
- 未対応の1件はページの横幅が982px(画面の2.6倍)で、事務所名すら最後まで読めない状態でした
- 中身は生きていました。制度改正の解説記事は更新されていて、器だけが十数年前で止まっていた形です
- 僕は最初、43%と3倍に数え間違えました。古い文字コードのサイトを検査ツールが読めていなかったためです。測り方を書かない数字は信じないでください
よくいただく質問
ツールで調べる方法はありますか
ツールもありますが、ご自身のスマートフォンで開くのがいちばん確実です。
理由は、この記事に書いたとおりです。僕はHTMLを機械で読む方法で測って、43%という3倍の数字を出しました。古い文字コードのサイトを検査ツールが読めていなかったためです。実際に開いて、横にスクロールが要るかを見るほうが間違えません。
文字が小さいだけなら、自分で直せますか
CSSを触れる方であれば直せる範囲です。文字の大きさの指定を変えるだけで済むことがあります。
ただし、レイアウトそのものが十数年前の方式で組まれている場合は、1か所直すと別の場所が崩れます。この見極めはHTMLを開かないと判断できないので、迷ったら見てもらってください。
対応していないと、検索で不利になりますか
順位より先に、開いた人がそこで離れます。未対応だった1件は、画面の2.6倍の横幅で、事務所名すら最後まで読めませんでした。
読めない状態では、順位が何番目でも問い合わせにはつながりません。順位の心配より前に確かめる項目だと考えてください。
対応していなかった場合、何をすればいいか
作り直しが必要とは限りません。
- 文字が小さいだけなら、CSSの調整で済むことがあります
- 横幅がはみ出しているだけなら、指定を1行足すだけで直る場合もあります
- ただし、十数年前の作りで、レイアウトが古い方式で組まれている場合は、直すより作り直したほうが早く安く済みます
この分かれ目は、実際にHTMLを見ないと判断できません。「作り直しましょう」と即答する制作会社には、根拠を聞いてください。
どちらか判断がつかない場合は、無料のサイト診断からサイトURLをお送りください。375px幅で実際にレンダリングして横幅を測り、直すだけで済むか作り直しが必要かを、理由を添えてお返しします。無料で、売り込みはしません。
Googleマップでの見つかりやすさについては社労士のGoogleマップ順位を6事務所ぶん実測した記事に、サイトのどこから直すかはホームページを3年放置したクリニックで、まず直すべき5か所に書いています。
