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2026.08.21(最終更新 2026.08.29)コラム

新潟の司法書士14サイト、問い合わせの入力欄は4〜13項目だった

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新潟の司法書士14サイト、問い合わせの入力欄は4〜13項目だった

問い合わせフォームの入力欄は少ないほうがいい、とよく言われます。ただ、その話はたいてい一般論のままで、「では、いま自分の業種のサイトには何項目並んでいるのか」という数字は出てきません。

そこで、新潟の司法書士事務所のサイトを1件ずつ開いて、フォームの入力欄を数えました。2026年8月21日の実測です。

結果を先に書きます。入力欄は最少4項目・最多13項目・中央値8項目。そして14サイトのうち4サイトはフォームそのものを置いていませんでした。

士業サイトの実例は制作実績と制作見本に置いてあります。いまのフォームが長すぎないか見てほしい場合は、無料のサイト診断からURLをお送りください。

<!-- def --> 入力項目とは、問い合わせフォームで相手に埋めてもらう欄の数のことです。1つ増えるごとに、送らずに離れる人が出ます。

何を、どう数えたか

対象にした14サイトの集め方

「新潟市 司法書士 相続登記」「新潟市 司法書士 会社設立」「新潟市 司法書士事務所 相続 相談」など6通りの検索をかけて、事務所自身が運営しているサイトだけを拾いました。

名簿から外したものは次のとおりです。

  • 相続ポータル(いい相続・相続プラス・つぐなび など)の掲載ページ
  • 比較記事・ランキング記事
  • 新潟県司法書士会のサイト

こうして残ったのが14サイトです。上限は設けず、14サイトすべてを開きました。運営している事務所は12です。1つの事務所が目的別に3つのドメインを持っている例があり、サイト数と事務所数が一致しません。地域の内訳は新潟市が12サイト、長岡市が2サイトです。

「入力欄1つ」の定義

ここを決めないと数字がぶれます。今回はこう決めました。

数え方中身
数える利用者が文字を入力する欄、選ぶ欄(テキスト・メール・電話・日付・数値・複数行・プルダウン・ラジオ・チェック)
数えない送信ボタン、リセットボタン、画面に見えない管理用の欄、スパム対策の隠し欄、サイト内検索の窓
まとめる同じ名前のラジオ・チェックの並びは、選択肢が何個あっても「1項目」

「まとめる」を入れた理由があります。選択肢が7個あるラジオボタンを7項目と数えると、利用者の負担を実態より大きく見せてしまうからです。利用者から見れば、それは1回の選択です。

そのうえで、タグの数をそのまま数えた「素の数」も併記します。この2つは同じサイトでも違う値になります。

結果:入力欄は4〜13項目、中央値は8項目

フォームを置いていた10サイトの結果です。多い順に並べました。事務所名を出したのは、記事の中で良い例として触れたところだけです。

入力欄(まとめ)素の数必須の目印備考
13164希望日時を3回ぶん聞く
11130電話番号が3分割、日時が4つのプルダウン
11130上と同じ作りのフォーム
10105郵便番号・住所・企業名まで聞く
9166相談分野を7択のラジオで聞く
7104相談種別をチェックで選ぶ
554なかの司法書士事務所
554司法書士法人りゅうと事務所
550とうじょう司法書士事務所
444木村司法書士事務所(最少)

集計するとこうなります。

  • まとめた入力欄:最少4・最多13・中央値8.0・平均8.0
  • 素の入力欄:最少4・最多16・中央値10.0・平均9.7
  • 5項目以下におさまっていたのは4サイト
  • 10項目以上あったのは4サイト

「素の数」と「まとめた数」の差がいちばん大きかったのは、相談分野を7択のラジオで聞くサイトで、16と9でした。数え方を1つ変えるだけで、同じフォームが16項目にも9項目にもなります。フォームの項目数を語るときは、どちらの数え方かを言わないと話が噛み合いません。

少ない側の4サイトに共通していたもの

4〜5項目に収まっていた4サイトは、聞いている内容がほぼ同じでした。

  1. お名前
  2. メールアドレス
  3. 電話番号
  4. お問い合わせ内容

木村司法書士事務所はこの4つだけで、余計な欄がありません。しかも4欄すべてに枠内の見本(「お名前」「025-…」「お問い合わせ内容をお書きください。」)が入っていて、何を書けばいいか迷わない作りでした。

なかの司法書士事務所と司法書士法人りゅうと事務所は5項目で、増えている1つはメールアドレスの再入力です。打ち間違いを防ぐ欄なので、事務所側の都合というより、返信が届かない事故を防ぐためのものです。

多い側は「日時」と「電話の分割」で増えている

10項目を超えていた4サイトを見ると、増えているのは相談の中身ではなく予約のための欄でした。

  • 希望日時を「月」「日」「時」「分」の4つのプルダウンに分けている(2サイト)
  • 希望日時を第1〜第3希望まで、3回ぶん聞いている(1サイト)
  • 電話番号を3つの欄に分けている(2サイト)
  • 郵便番号・住所・企業名まで聞いている(1サイト)

電話番号の3分割は、スマホだと欄から欄への移動が増えます。日時の4分割も、1回の予約で4回選ぶことになります。「項目が多い」というより「1つの情報を入れるのに操作が増えている」というほうが実態に近い形でした。

なお、11項目だった2サイトは、欄の名前から並び順まで一致していました。内容種別・お名前・電話番号・Email・面会希望日時・お問い合わせ内容の6つです。同じ制作元、あるいは同じテンプレートから作られたものと考えるのが自然です。フォームの項目数は、事務所が選んだというより、頼んだ先の既定値になっている場合があります。

必須の目印が、機械には読めないサイトが3件

フォームのある10サイトのうち、必須項目がプログラムから読み取れる形になっていたのは7サイトでした。残る3サイトは0件です。

ただしこの3サイトも、画面には「必須」の文字や記号が出ています。文字としては書いてあるけれど、入力欄そのものには必須の印(required や aria-required)が付いていない、という状態です。

これが効いてくるのは、目が見えにくい方が使う読み上げソフトです。読み上げソフトは画面の見た目ではなく、入力欄に付いた印を読みます。印がないと「この欄は必須です」と伝わりません。逆に、必須の目印は付いているのに画面には「必須」と書いていないサイトも3件ありました。

見た目と中身の両方に必須を書く。手間としては小さいのに、片方だけになっているサイトが10件中6件ありました。

フォームを置いていない4サイト

14サイトのうち4サイトには、問い合わせフォームがありませんでした。ブラウザで開いて、JavaScriptが動いた後の状態でも入力欄は0でした。中身を見ると、事情はそれぞれ違います。

  • 意図して止めている:1サイト。問い合わせページに「ただいま案件が集中しているため、お電話のみでの受付とさせていただいております」と書いてありました(新潟相続遺言相談ドットコム)。事情を書いたうえで電話に寄せているので、訪問した人は迷いません
  • もともと電話だけで受けている:2サイト。相談の流れのページに「ご相談のご予約はお電話で承っております」と明記されています
  • 問い合わせページ自体が無い:1サイト。案内の中に問い合わせの入口がなく、電話番号は本文の文字として置かれているだけでした

フォームが無いこと自体は、間違いではありません。電話で受けきれているなら、それが正解の事務所もあります。ただ、電話番号が tel: のリンクになっていないサイトが14件中5件ありました。スマホで見たときにタップして発信できません。フォームを置かない方針なら、電話の導線はタップできる形にしておきたいところです。

LINEの導線があったのは14サイト中1サイトだけでした。

自分のサイトを、同じ方法で数えた

他人のサイトを数えたので、自分のサイトも同じ方法で数えます。

お問い合わせページから出しているフォームは4項目で、うち必須は3つです。

欄必須
メールアドレス必須
今のサイトのURL必須
医院・事務所名必須
いちばん気になっていること任意

数えた10サイトの中でいちばん少なかった木村司法書士事務所と同じ項目数でした。中央値の8項目と比べると半分です。

ただし、自分のサイトはHTMLの中に入力欄を1つも持っていません。外部のフォームを開く作りにしています。今回と同じ「HTMLの入力欄を数える」やり方で自分のサイトを測ると、結果は0項目になります。つまり自分の測り方は、自分のサイトを取りこぼす測り方でした。この点は次の章にまとめます。

数え方を5回まちがえた記録

今回いちばん時間を使ったのは、数えることではなく、自分の数え方が正しいか確かめることでした。結果として5つ間違いが見つかったので、そのまま書きます。同じ測り方をする人の役に立つはずです。

必須を数える印を1種類しか見ていなかった

最初のプログラムは、入力欄に required と書いてあるかどうかだけを見ていました。その結果、10サイト全部で「必須0件」という数字が出ました。

おかしいと思って中身を見たら、多くのサイトが使っている問い合わせフォームの部品は、required ではなく aria-required="true" と、欄の種類名で必須を表していました。3種類とも見るように直したところ、7サイトで必須が見つかりました。1種類しか見ていなければ、7サイトぶんを取りこぼしたまま記事を書いていたことになります。

「404だから、そのページは無い」と判断していた

1サイトで、問い合わせページに「お問い合わせフォーム」というボタンがありました。ところが、その先をプログラムで取ると「404(ページがありません)」が返ります。URLの書き方を5通り試しても同じでした。

ところがブラウザで同じURLを開くと、10項目の問い合わせフォームが普通に表示されます。通信の記録を見て理由が分かりました。サーバーは「404」という札を付けて返しているのに、その中身は正常なフォームのページなのです。ブラウザは中身を表示するので人には見えますが、札だけを見る機械には「無い」と映ります。

危うく「フォームなし」と数えるところでした。ちなみにこの状態は、検索エンジンにも「無いページ」と伝わります。

コメントアウトされた欄を数えていた

1サイトで17項目と出たので中身を見ると、そのうち4項目は作業中に一時的に無効化された(コメントアウトされた)欄でした。画面には出ません。除外して数え直すと13項目でした。

スパム対策の見えない欄を1項目と数えていた

2サイトで、利用者には見えない欄が1つずつ含まれていました。自動投稿を弾くための仕掛けで、人が入力する欄ではありません。ブラウザ上で「大きさが0か」「隠されていないか」を確かめて除外しました。これで2サイトが11→10項目、17→16項目に変わりました。

サイト内検索の窓をフォームと数えかけた

多くのサイトは、右上の検索窓も「フォーム」です。最初のプログラムは、ページの中で一番大きいフォームを選ぶ作りでした。そのため偶然ぶつかりませんでしたが、フォームを置いていないサイトでは検索窓が「1項目のフォーム」として拾われかけました。欄が2つ以下で、名前が s や q のものは検索窓として除外しています。

この5つから言えること

HTMLを機械で取って数えるだけでは、フォームの実態は分かりません。今回は10サイトすべてを、実際のブラウザで開き直して確かめました。ページを開いた回数は、名簿づくりと確認を合わせて延べ60回を超えています。

同じ理由で、本記事の数字にも限界があります。1サイトだけ、当方のブラウザで画面が白いまま描画されず、目視での確認ができませんでした。この1サイトは、ページの中に入っている欄の名前から数えています。

士業サイトを測る話は新潟の士業15事務所を開いて相続の受け皿ページを数えた記事と、著作権表示の年を数えた記事にも書きました。同じ「自分の判定プログラムを疑う」作業を、そのたびにやっています。

司法書士事務所向けの制作見本は司法書士のホームページ制作見本に置いてあります。

よくいただく質問

入力欄は何項目までに減らせばいいですか

今回の実測では中央値が8項目、少ない側は4〜5項目でした。相談を受けるだけなら、名前・連絡先・相談内容の3〜4項目で足ります。

減らす前に見ていただきたいのは、その欄が「返信するために要るもの」か「後で聞けば済むもの」かです。住所・郵便番号・企業名・希望日時は、たいてい後から聞けます。逆にメールアドレスの再入力は項目が1つ増えますが、返信が届かない事故を防ぐ効果があるので、増やす価値のある1項目です。

フォームを置かず、電話だけにするのは良くないですか

事務所の方針として成り立ちます。今回も4サイトがフォームを置いておらず、うち1サイトは理由を書いたうえで電話に寄せていました。

ただし電話だけにするなら、条件が2つあります。スマホでタップして発信できる形(tel: のリンク)にしておくことと、受付時間を書いておくことです。今回、電話番号がタップできない状態のサイトが14件中5件ありました。夜にスマホで見た人は、番号を覚えて後でかけ直すことになります。

自分のサイトのフォームの項目数は、どう数えればいいですか

パソコンでフォームのページを開き、上から順に「自分が入力する欄」を指で数えるだけで足ります。プログラムは要りません。

そのときに、あわせて3つ見てください。ひとつ、必須の印が画面に出ているか。ふたつ、電話番号や日時が細かく分割されていないか。みっつ、スマホで開いたときに欄が画面からはみ出していないか。この3つは、項目数を減らすより先に効く場合があります。サービスと料金の考え方のページでも、問い合わせ導線は最初に見る箇所として扱っています。

まとめ|新潟の司法書士サイトの問い合わせフォームで分かったこと

2026年8月21日、新潟の司法書士事務所14サイト(12事務所)を1件ずつ開いて数えた結果です。

  • 問い合わせフォームがあったのは10サイト、無かったのは4サイト
  • 入力欄は最少4項目・最多13項目・中央値8項目(同じ名前のラジオ・チェック群は1項目として集計)
  • タグの数をそのまま数えると最多16項目。数え方を変えるだけで16にも9にもなる
  • 多い側で増えているのは相談の中身ではなく、希望日時と電話番号の分割
  • 必須の目印が入力欄に付いていたのは10サイト中7サイト。画面表示と中身の両方に必須がそろっていたのは4サイト
  • 電話番号がタップして発信できない状態のサイトが14件中5件
  • 自分のサイトは4項目(必須3・任意1)で、最少タイの水準

そして、いちばん時間がかかったのは数えることではなく、自分の数え方を疑うことでした。必須の印を1種類しか見ていない、404の札だけを見てページが無いと判断する、無効化された欄や見えない欄を数える——5つの間違いは、どれも「機械が返した値をそのまま信じた」ことが原因です。

自分のサイトの問い合わせ導線が長すぎないか気になる場合は、無料のサイト診断からURLをお送りください。フォームの項目数と必須の付き方、スマホでの見え方まで見て、直す順番をお返しします。

測定した全項目は手元に保存してあります。数え方の詳細や、特定のサイトの内訳が必要な場合はお問い合わせください。

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