先に結論です。このサイト45ページの本文に手で書いたサイト内リンクは116本で、そのうち58本がたった3ページに向いていて、ちょうど半分です。残りの58本でコラムと制作見本の37ページをつないでいた計算になり、1ページあたり1.6本しか入っていない偏りでした。
数えたのは2026年8月27日、自分のサイトのHTMLをローカルで開いて集計しました。リンク切れは0本でしたが、本文から一度もリンクされていないページが45ページ中14ありました。
内部リンクの話は「増やしたほうがいい」で終わってしまいがちです。ただ、増やす前に今が何本なのかを数えている人はあまり見かけません。この記事では数え方の手順と、自分のサイトで出た数字をそのまま出します。
実際に作った見本は制作実績と制作見本に置いてあります。いまのサイトの状態を知りたい場合は無料のサイト診断からURLをお送りください。
<!-- def --> 内部リンクとは、同じサイトの中のページどうしをつなぐリンクのことです。外のサイトへ出ていくリンクとは数え方も役割も違います。
数え方:45ページを3つの層に分ける
内部リンクを数えるとき、いちばんつまずくのは「どこからどこまでを1本と数えるか」です。ここを決めないと、数字が3倍くらい変わります。
対象はサイトマップに載っている45ページ
まず対象を決めます。サイトのフォルダにあるHTMLを全部拾うと、バックアップや作業中のファイルまで入ってしまいます。実際、このサイトのフォルダには521個のHTMLがありました。そのほとんどは公開していない控えです。
そこで、sitemap.xml に書いてあるURLだけを対象にしました。45ページで、内訳は次のとおりです。
| 種類 | ページ数 |
|---|---|
| 固定ページ(トップ・サービス・実績など) | 8 |
| 制作見本 | 12 |
| コラム | 25 |
| 合計 | 45 |
ヘッダーとフッターを外す
次に、共通部分を外します。ヘッダーのメニューとフッターのリンクは全ページに同じものが入っているので、そのまま数えると「どのページも十数本のリンクを持っている」という当たり前の結果しか出ません。
HTMLの <main> タグの中だけを数えると、この共通部分が落ちます。実際の差は次のとおりでした。
| 数える範囲 | <a href> の数 |
|---|---|
| ページ全体(ヘッダー・フッター込み) | 1,503本 |
<main> の中だけ | 725本 |
同じサイトを数えて、2倍以上ちがいます。 「内部リンクが何本ある」という話を見かけたら、どちらの数え方かを確かめたほうがいい理由がこれです。
コラムは「手で書いた本文」だけに絞る
さらにもう1段あります。コラムのページには、パンくず・右側のサイドバー・記事末尾の申し込み案内が自動で入ります。これも <main> の中です。
自動で入るものは、記事を書いた人の判断ではありません。そこで、記事の本文にあたる部分(このサイトでは div.post-body)だけを取り出して、もう一度数えました。
| 数える範囲 | コラム25本ぶんのリンク数 |
|---|---|
<main> の中ぜんぶ | 419本 |
| うち自動で入るブロック | 275本 |
| 手で書いた本文の中 | 144本 |
手で書いたのは3分の1でした。 残りは仕組みが置いたリンクです。
数えた結果
手で書いた144本のうち、外部サイトへのリンクが5本、残りがサイト内です。同じページへの重複と自分自身へのリンクを除くと116本になります。宛先の内訳は次のとおりでした。
| 宛先 | 本数 |
|---|---|
| 問い合わせページ | 25 |
| サービスページ | 24 |
| 実績ページ | 9 |
| 他のコラム | 46 |
| 制作見本の個別ページ | 12 |
| 合計 | 116 |
上の3行を足すと58本です。116本のちょうど半分が、この3ページに向いていました。
リンク切れは0本でした。45ページの本文にあるサイト内リンク677本を1本ずつファイルの実在で照合して、リンク先が無いものはありませんでした。ここは想定より良かった部分です。
本文リンクの半分が3ページに集まっていた
問い合わせとサービスへのリンクは、記事の冒頭に置くよう自分でルールにしています。ですから25本と24本という数字自体は狙いどおりです。コラムが25本なので、ほぼ1記事に1本ずつ入っている計算になります。
問題は残りのほうです。記事から記事へ、あるいは記事から制作見本へのリンクは58本で、1記事あたり2.3本でした。 そして、この2.3本という平均には大きな偏りがありました。
| 記事・見本あてのリンク本数 | 記事数 |
|---|---|
| 0本 | 1 |
| 1本 | 7 |
| 2本 | 7 |
| 3本 | 5 |
| 4本 | 3 |
| 5本 | 2 |
0本が1記事あります。2026年8月1日に公開した士業向けの記事で、本文のリンクは問い合わせ・サービス・実績の3本だけでした。読み終わった人が次に読めるページが、本文の中に1つも無い状態です。
書いた時期で、記事間のリンクが倍以上ちがった
公開日で前半と後半に分けると、はっきり差が出ました。
| 公開時期 | 記事数 | 本文リンク平均 | うち記事・見本あて平均 |
|---|---|---|---|
| 8月1日〜8月10日 | 13本 | 3.5本 | 1.4本 |
| 8月11日〜8月26日 | 12本 | 5.8本 | 3.3本 |
後半のほうが2倍以上つないでいます。理由は2つ考えられますが、今回測ったのは本数だけなので、どちらが効いているかまでは分かりません。
1つは、単純に手元の記事が増えたことです。8月1日の時点でリンクできる記事は数本しかありませんでした。もう1つは、公開前に通している自動チェックの下限です。このサイトでは「サイト内リンクが2本未満なら公開しない」という条件を機械で見ています。
そこで、本文リンクが3本ちょうどの記事を数えたら、25本中8本ありました。下限の2本を少し超えたところで止まっている記事が、3分の1近くあったことになります。下限を決めると、その下限が実質の基準値になる。自分のサイトで起きていたのはそれでした。
本文から一度もリンクされていないページが14あった
今度は受け取る側から数えます。45ページのうち、どこかの記事の本文からリンクされているページは31、一度もされていないページは14でした。
| 種類 | 一度もリンクされていないページ |
|---|---|
| 固定ページ | トップ・モニター・自己紹介・コラム一覧・プライバシーポリシー(5) |
| 制作見本 | 内科・眼科・歯科・ファーストビュー集(4) |
| コラム | 5本 |
固定ページの5つは、ヘッダーとフッターから全ページがリンクしているので、実害は小さいと考えています。気になるのは残りの9つです。
制作見本の4枚は、対応する業種のコラムがまだ無いページでした。見本は作ったけれど、そこへ連れていく記事を書いていない、という状態です。
コラム5本のうち2本は8月25日と8月26日に公開したばかりで、後から出た記事がまだありません。これは時間が解決します。残る3本は8月4日・8月4日・8月12日の公開で、新しさでは説明がつきません。 後から10本以上の記事を出しているのに、そのどれからも呼ばれていないということです。
自動生成ブロックを入れて数えると、穴が見えなくなる
最後に、数え方を1段ゆるめるとどう見えるかを書いておきます。
<main> の中ぜんぶ(自動で入るブロックを含む)で数え直すと、サイト内リンクが0本のページは45ページ中0、本文からリンクされていないページはプライバシーポリシーの1ページだけになりました。数字の上では、ほぼ問題なしに見えます。
なぜそうなるかというと、記事の右側にあるサイドバーが、いちばん新しいコラム2本を全ページに載せているからです。実際、その2本は45ページ中26ページからリンクを受けていました。他のコラムは1本から11本です。
サイドバーは新しい記事に効きます。ただし載るのは2本だけなので、3本目が出た時点で前の記事は落ちます。 自動ブロックを数に入れると、この入れ替わりが平らにならされて、さっきの「3本のコラムが誰からも呼ばれていない」という状態が見えなくなります。
数える範囲を広げるほど数字は良くなる。だから、どこまでを数えたかを先に書く必要があります。
今回は数えただけで、直していない
この記事に書いたのは、2026年8月27日時点の測定結果だけです。0本の記事に何本足したか、誰からも呼ばれていない3本をどこからつないだかは、直してから別の記事にします。数えた日と直した日を混ぜると、どちらの数字なのか後から分からなくなるためです。
なお、今回は本数と構造だけを測っています。検索順位やアクセス数との関係は測っていないので、この記事には順位の話は出てきません。
同じやり方で外部のサイトを数えた記録は、訪問看護と訪問介護2,232件の採用ページを数えた記事と新潟の士業25サイトの著作権表示を数えた記事にあります。数える対象が自分のサイトか他社のサイトかが違うだけで、手順は同じです。
よくいただく質問
内部リンクを増やすと検索順位は上がりますか
今回の測定からは何とも言えません。数えたのはリンクの本数と行き先だけで、順位やアクセス数との関係は測っていないからです。この記事で言えるのは「自分のサイトには、本文から一度も呼ばれていないページが14あった」という事実までです。
1記事に何本くらい貼ればいいですか
正解の本数は測っていないので出せません。ただ、下限を決めるとそこが基準値になる、という現象は自分のサイトで確認できました。2本以上という条件で機械チェックをかけたところ、25本中8本が3本ちょうどで止まっていました。本数の下限より、「この記事を読んだ人が次に読むページはどれか」を1本ずつ決めるほうが実務的だと考えています。
自分のサイトでも同じように数えられますか
数えられます。手順は3つです。1つめは対象を決めること(sitemap.xml のURLに揃えるのが早いです)。2つめは共通のヘッダーとフッターを外すこと。3つめは、リンクを「手で書いたもの」と「仕組みが置いたもの」に分けることです。この3つを決めずに数えると、同じサイトで1,503本にも144本にもなります。
なお、ページ数が数十のうちは表計算ソフトに書き出すだけでも足ります。うちは自動チェックに組み込みたかったので、集計する小さなプログラムを1本置きました。
リンク切れはどうやって確認しましたか
本文のリンク先を1本ずつファイルの実在と突き合わせました。677本すべてで、リンク先のファイルが見つからないものはありませんでした。外部サイトへのリンクは42本ありましたが、こちらは相手のサイトの状態次第で変わるため、今回の0本には含めていません。
まとめ|内部リンクの数え方と、45ページを数えた結果
2026年8月27日に自分のサイト45ページを数えて分かったことを、そのまま並べます。
- 本文に手で書いたサイト内リンクは116本。うち58本(半分)が問い合わせ・サービス・実績の3ページ行き
- 記事から記事・制作見本へのリンクは58本。1記事あたり2.3本で、0本の記事が1本あった
- 8月前半の記事は平均1.4本、後半は平均3.3本。下限2本という機械チェックの条件に対し、3本ちょうどで止まった記事が25本中8本
- 本文から一度もリンクされていないページが14。うち新しさで説明できるのは2本だけ
- リンク切れは0本
- 自動生成ブロックを数に入れると、これらの穴は数字の上では消える
数え方を先に決めると、同じサイトでも数字が10倍ちがいます。まずは範囲を決めて、今が何本かを出すところからだと思います。
サイトの状態を外から見てほしい場合は、無料のサイト診断でURLをお送りください。同じ数え方で内部リンクの本数と行き先を出してお返しします。制作の内容はサービスの詳細にまとめてあります。
