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ゆーたか YUTAKA — MEDICAL & LEGAL WEB
2026.08.29コラム

ホームページ制作の相談で多い悩みは「いくらが妥当か」でした

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ホームページ制作の相談で多い悩みは「いくらが妥当か」でした

見積もりが2社から届いて、片方が50万円台、もう片方が100万円台。ページ数もほとんど同じ。どちらが正しいのか分からないまま、返事を保留にしている。

これは私が作った例え話ではなく、Yahoo!知恵袋に建設業の担当者が書き込んでいた相談です。2026年8月29日に実際に開いて読みました。回答は4件ついていましたが、金額そのものの正解を出した人はいませんでした。

制作会社のサイトには「よくあるお悩み」というページがたいてい置いてあります。ただ、あれは制作会社が想像で並べたものです。では、本当に困っている人は何を書き込んでいるのか。 それが知りたくて、知恵袋の相談を82件、1件ずつ開いて数えました。

結果を先に書きます。発注する側の悩み52件のうち、いちばん多かったのは費用の13件(25.0%)でした。そして、制作会社の悩みリストで上位に来がちな「アクセスが増えない」は、2件(3.8%)しかありませんでした。

いま見積もりを前にして迷っている方は、無料のサイト診断に現状のURLと届いている見積もりの項目をお送りください。金額の妥当性だけを見て返します。

何をどう測ったか

測定日は2026年8月29日です。手順は次のとおりです。

  1. Yahoo!知恵袋の検索を「ホームページ制作」「ホームページ 作成 依頼」「ホームページ 制作会社」の3語で実行した
  2. 各キーワードで検索結果を3ページ(1ページ10件)めくり、90件の質問タイトルを取得した
  3. 質問IDが重複していた8件を除き、82件を対象にした
  4. うち19件は質問ページそのものを開いて本文・業種・回答数を確認した。残り63件はタイトルの記述で判定した

3語の検索でヒットした総件数は次のとおりです。ただしこれは検索結果の画面に出る名目の数字で、私が中身を見たのは82件だけです。分母は82件として読んでください。

検索した語表示された総件数取得したタイトル
ホームページ制作約15,867件30件
ホームページ 作成 依頼約3,996件30件
ホームページ 制作会社約5,583件30件
重複を除いた合計—82件

質問文はそのまま引用せず、業種と困りごとだけを短く要約しています。書き込んだ方が特定できる書き方はしていません。

悩みを入れた9つの箱

数える前に、箱の定義を決めました。ここを先に出しておかないと、あとから都合よく分類できてしまうからです。

箱何を入れたか
費用相場・見積もり額の妥当性・予算内で何ができるか・補助金
業者選びどこに頼むか・会社か個人か・地域・業者の評判・勧誘への対応
依頼の進め方何を渡すか・何を決めるか・完成前に何を見るか・段取り
契約から抜けられない解約・クーリングオフ・違約金・ローン・長期の月額縛り
納品されたものが違う仕様や表示が話と違う・直すと追加費用と言われた
持ち物と引き継ぎドメイン・著作権・保守の乗り換え・前の業者の廃業や倒産
公開後に人が来ない検索に出ない・インデックス・問い合わせが来ない
自分で作る手が止まるWix・STUDIO・WordPressなどの操作でつまずいた
作る側の相談制作者・志望者の相談(単価・労務・学習・就活・独立)

発注側の悩みとは、これから頼む人とすでに頼んだ人が、自分の言葉で書き込んだ困りごとのことです。 制作者本人の相談と、自分で作っている人の操作の質問は、発注側の悩みには数えていません。

いちばん多い悩みは何だったか

82件の内訳です。

箱件数割合
作る側の相談21件25.6%
費用13件15.9%
業者選び11件13.4%
自分で作る手が止まる9件11.0%
契約から抜けられない9件11.0%
依頼の進め方7件8.5%
持ち物と引き継ぎ6件7.3%
納品されたものが違う4件4.9%
公開後に人が来ない2件2.4%

まず目についたのは、82件のうち21件が発注側ですらなかったことです。デザイナーの残業や評価制度、クラウドソーシングの単価、制作会社の立ち上げ方。「ホームページ制作」で検索して出てくる相談の4分の1は、作る側が書いたものでした。自分で作っていて操作でつまずいた質問も9件あります。

この30件を除いた52件が、発注側の悩みです。ここだけで数え直します。

順位箱件数52件のうち
1費用13件25.0%
2業者選び11件21.2%
3契約から抜けられない9件17.3%
4依頼の進め方7件13.5%
5持ち物と引き継ぎ6件11.5%
6納品されたものが違う4件7.7%
7公開後に人が来ない2件3.8%

上位3つで33件、52件の6割を超えます。そして1位の費用と3位の契約を足すと22件(42.3%)です。発注側の悩みのおよそ4割が、お金と契約の話でした。

1位:費用(13件)

中身は「高いか安いか」ではなく、判断する材料がないという訴えでした。開いた質問から3つ挙げます。

  • 建設業の担当者。複数社の見積もりが50万円台から100万円台まで開き、どれが妥当か決められない。施工実績を自分で更新したいのでWordPressを希望している(回答4件)
  • エステサロン。制作費6万〜10万円、サーバーとドメインで年間3万5千円という他社の見積もりを提示され、年額の部分が高い気がすると書いている(回答5件)
  • 小規模の事業者。予算30万円でどの程度のものが作れるか知りたい。問い合わせは年に2〜3件だと自分で書いている(回答3件)

3つとも、聞いているのは相場そのものではありません。「この見積もりに何が入っていて、何が入っていないのか」が読めないから相場を聞いているのです。金額を先に出している制作会社が新潟で何社あるかは、新潟の制作会社の料金公開を数えた記事にまとめています。

2位:業者選び(11件)

会社に頼むか個人に頼むか、地域で選ぶか、という質問が並びます。特徴的だったのは、選び方そのものより「この会社は大丈夫か」を聞く質問が多かったことです。社名を挙げて評判を尋ねるものが4件ありました。ここでは社名は出しません。

逆向きの相談もありました。発注側が業者を募集したところ、実務経験のない人の応募が続いて困っている、というものです。選ぶ材料がないのは、頼む側だけの問題ではないようです。

制作会社が自分の看板どおりの実力かを自分で確かめる手順は、「SEOに強い」制作会社かを5分で見分けるに書きました。

3位:契約から抜けられない(9件)

ここが、いちばん読んでいてつらい箱でした。

  • 美容室。5年契約で月2万円台を払い続けている。サイトが古くなり、更新するなら新たな5年契約だと言われた。やめるとサイトごと失うのかが分からない(回答1件)
  • 個人事業主。ローンを組んで100万円を超える制作契約をしてしまった。解除できるか
  • 契約後にトラブルがあり解約を申し出たところ、解約金として140万円台の金額を提示された
  • 制作会社と契約したあと、クーリングオフができるかを尋ねている(複数件)

9件のうち、5件はすでに支払いが始まったあとの相談でした。契約前に止められたはずの話が、契約後に持ち込まれています。

4位以下:依頼の進め方・持ち物・納品

4位の「依頼の進め方」7件は、素直な質問でした。飲食系の小さな会社の経営者が「完成前の確認で何を見ればいいのか、どこまで指摘していいのか」と聞いています。回答は7件つき、ベストアンサーは「デザインより公開後の運用が大事。誤りやウソ、権利侵害がなければよい」という趣旨でした。

5位の「持ち物と引き継ぎ」6件は、時間が経ってから効いてくる悩みです。

  • 10年間、月額でサイトを使ってきた事業者。ドメインと一部デザインの権利が制作会社にあり、自分が書いたブログ記事や写真ごと引き取れるかを尋ねている(回答3件)
  • 制作会社を変えたら、前の会社が取得したドメインの解約ができない。アカウント情報が手元になく、連絡先も分からない
  • 前任者が外注し、その業者は廃業。SSLが切れて閲覧時に警告が出る。WordPressのバージョンが古く更新も通らない
  • 問い合わせフォームを自分で試したら、制作会社が中身を読んでから転送する仕組みになっていた

保守契約で毎月何をしているのかは、保守は月に何をしているのかに作業単位で書き出しました。

6位の「納品されたものが違う」は4件でした。日本語ページと英語ページの内容が食い違う、PCで見ると字のバランスが崩れる、といった相談です。後者には制作会社から「モバイル基準で作っている」と説明があったと書かれていました。

制作会社の「よくあるお悩み」と、どこがズレているか

比較のため、この記事を書く前に「ホームページ制作 相談 悩み」で検索して上位のページを開き、見出しを確認しました。制作会社が挙げている悩みは、おおむね次のような並びです。

  • そもそも何をすればいいか分からない
  • 更新を続けるのが大変・担当者がいない
  • アクセスが少ない
  • 載せるコンテンツのネタがない
  • デザインがうまくできない

実測と重なるのは1つ目だけでした。「アクセスが少ない」は、私が数えた52件のなかで2件(3.8%)です。 一方で、制作会社の悩みリストにほとんど出てこない項目が上位に来ています。「契約から抜けられない」が9件(17.3%)、「持ち物と引き継ぎ」が6件(11.5%)です。

理由は想像がつきます。契約と持ち物の話は、制作会社にとって自分の売り方に跳ね返る話だからです。名指しはしません。件数の分布として、そうなっているという事実だけを置いておきます。

良い例も挙げておきます。シンクバルの「ホームページ制作はどこに相談すればいい?」(thinkbal.co.jp)は、相談先を制作会社・広告代理店・フリーランス・クラウドソーシングの4種類に分けたうえで、相談前に「だいたいの予算を決めておく」ことを勧めています。実測の1位(費用)と2位(業者選び)に正面から当たっている構成でした。

頼む前に決めておくと、悩みの半分は消えるか

52件を並べ替えると、頼む前の悩みが31件(59.6%)、頼んだ後の悩みが21件(40.4%)でした。そして頼んだ後の21件は、その多くが契約書に書いてあったはずの内容です。

見積もりを受け取った段階で、次の5つが書面から読み取れるかを確認してください。私が数えた21件は、ほぼこの5項目のどれかに当たります。

  1. 総額と、そこに含まれるページ数・修正回数 — 「一式」だけの見積もりは、後から追加費用の根拠になります
  2. 月額に何が入っているか — サーバー代なのか、更新作業なのか、記事の執筆なのかを分けて書いてもらう
  3. 契約期間と、途中でやめたときにいくら払うか — 5年契約と違約金の相談が実際に出ています
  4. ドメインとサーバーの名義 — 誰の名前で取るか。制作会社名義だと、乗り換えのときに手が止まります
  5. 納品物の範囲と著作権 — 原稿・写真・デザインデータを、契約終了後に持ち出せるか

私のサイトでは、この5つのうち金額に関わる部分を先に出しています。ホームページ制作(5ページ・原稿の執筆と法令チェック込み)が330,000円(税込)、更新と表示の維持だけの保守が27,500円/月(税込)です。内訳と、含まれないものはサービスと料金に書きました。

今すぐ発注するつもりがなくても構いません。届いている見積もりの項目だけを送っていただければ、上の5項目が読み取れるかどうかを見て返します。 相談だけで終わっても問題ありません。無料のサイト診断から、現状のURLか見積もりの内容をお送りください。

よくいただく質問

ホームページ制作の相談は、どこにすればいいですか?

相談先は主に、制作会社・広告代理店・フリーランス・クラウドソーシングの4つです。今回の測定では「会社に頼むか個人に頼むか」を尋ねる質問が発注側52件のうち11件の業者選びの箱に入りました。決め手になるのは規模より、あなたの業種で作った実物を見せられるかどうかです。当サイトの制作実績と制作見本のように、1件1ページで中身が見られる形になっているかを確認してください。

見積もりが会社によって倍ちがうのは、なぜですか?

含まれる作業の範囲が違うためです。原稿を誰が書くか、写真を誰が撮るか、修正が何回まで無料か、公開後の更新が入っているか。この4つで金額は大きく動きます。今回開いた質問でも、50万円台と100万円台の見積もりを比べていた方は、ページ数だけを見比べていました。比べるべきは総額ではなく項目です。

契約する前に、確認しておく項目はどれですか?

本文に挙げた5項目(総額と含まれる範囲・月額の中身・契約期間と中途解約時の支払い・ドメインの名義・納品物と著作権)です。今回数えた「頼んだ後の悩み」21件は、ほぼこの5つのどれかが書面で確認されていなかったことに起因していました。

いま契約している会社から、サイトを引き取れますか?

契約内容によります。今回の測定でも、実際にその相談がありました。ドメインの名義が制作会社になっていて解約できない、著作権が制作会社にあり自分の書いた記事ごと動かせない、という形です。まず契約書のドメイン名義と著作権の条項を確認してください。読み方が分からない場合は、その部分だけを送っていただければ一緒に見ます。

相談だけしたい場合でも、お願いできますか?

大丈夫です。診断のみで終わっても費用はいただきません。順位や集客の成果を保証することはしていませんので、その前提でご相談ください。

まとめ|ホームページ制作の相談で多い悩みと、次の一手

2026年8月29日にYahoo!知恵袋の相談82件を分類しました。分かったことは3つです。

  • 相談の4分の1(21件)は発注側ではなく作る側のものだった。発注側の悩みは52件
  • 発注側52件の1位は費用13件(25.0%)、2位が業者選び11件(21.2%)、3位が契約から抜けられない9件(17.3%)。上位3つで6割を超える
  • 制作会社の悩みリストで目立つ「アクセスが少ない」は2件(3.8%)。代わりに契約と持ち物の悩みが15件あった

集客の話を後回しにしていいという意味ではありません。ただ、いま検索して相談を書き込んでいる人が困っているのは、その手前の金額と契約の読み方です。

見積もりが手元にあるなら、総額ではなく項目を見てください。それでも判断がつかないときは、無料のサイト診断に見積もりの項目をそのまま送っていただければ、私が5項目に当てはめて返します。料金の全体像はサービスと料金にあります。

測定について: 2026年8月29日、Yahoo!知恵袋の検索結果3語×3ページから90件のタイトルを取得し、重複8件を除いた82件を対象にしました。うち19件は質問ページを開いて本文・業種・回答数を確認し、63件はタイトルの記述で判定しています。タイトルだけでの判定には取りこぼしがあり得ます。総件数は検索画面に表示された名目の値で、分母には使っていません。

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制作330,000円〜、記事運用33,000円〜/月、保守27,500円/月。ここから先は個別見積もりですが、金額を見てからお断りいただいて構いません。後からの追加請求はしません。

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